
Leica MP
SUMMILUX 50mmF1.4
RVP50 (注:画像処理でわざと画像を荒らしてます)
今月の写真集は・・・全然、決まらず苦労しました。4回本屋に行きましたよ。
先日リンクしていたTim Walkerの写真集(予価18000円)は購入予定ですけど
すぐ買うのも面白くないし、エド・ヴァン・エルスケンのセーヌ左岸の恋も
(25000円くらい)狙っていますが、カメラマガジンで取り上げられちゃった
ですね。
で、今月の写真集は蜷川実花のフローティング イエスタディ。
蜷川実花の写真は色の濃い派手な色彩で知られている写真ですが、
この写真集を見たら、ちょっと違うような感じがしまして好奇心が
でました。うわべだけ見ると派手な色彩ですが、実は余計なものを
省いた結果の色彩であろうと思います。その色彩の中でも白と黒の
使い方、特に黒の使い方が上手いと思いました。それに観察力の
凄さが伝わってきました。数ある写真集の中ではあまりメジャーじゃ
ないものかも知れませんが、これは要チェックものの写真集かと思います。
この写真集を見ていると何が魅力なのか解いてみたくなりますね。

蜷川実花
フローティング イエスタディ
3150円
蜷川実花オフィシャルサイト
http://ninamika.com/

Leica MP
SUMMICROM 35mm F2 ASPH.
RVP50
先月の写真集がマリオ・ジャコメッリときたならば当然、今月の写真集は植田正治でしょう。
二人の共通点はともに地域に根ざしたアマチュア写真家であることです。
ジャコメッリは印刷業、植田正治は写真館を営んでおりました。
1ヶ月前に注文したジャコメッリの写真集も届き、比較してみることができました。
優劣をつけられるものではありませんが、写真を撮る根拠に明確な違いがあります。
ジャコメッリは印刷業というパプリックな仕事柄か、より客観的な視点からシャッターを
切る根拠としているようです。対して植田正治は私写真ではないが、自分を取り巻く
日常世界を表現する視点でシャッターを切る根拠にしているようです。
私は学芸員でもないので、この解釈が正しいかは分りません。
写真の照準でうだうだ書いてますが、「シャッターを切る根拠」を
考えた場合は、商業写真なら別ですが気まぐれなスナップでは、はっきり出て来ません。
実はけっこう考えたことがあるのですが、これを考えるとシャッターを切れなくなります。
・・なので考えることを止めました(爆) それが「テーマ」というやつなのかも知れません
が。
お題目を決めて撮るという練習は必要だろうと思いますが、まずは撮っていって自己の
「内なる静寂」(笑)を見定めていくというのが順序であろうと思いました。

吹き抜ける風
単行本: 163ページ
出版社: 求龍堂 (2005/12)
ISBN-10: 4763006061
ISBN-13: 978-4763006066
発売日: 2005/12
商品の寸法: 25.6 x 19.2 x 2.2 cm

Leica MP
SUMMICROM 35mm F2 ASPH.
RVP50
今日は恵比寿の写真美術館にマリオ・ジャコメッリの写真を観に行きました。
写真を観た後はちょっと撮影です。写真は恵比寿ガーデンプレイス内のものです。
ポジで撮っているのにジャコメッリ風にハイコントラストに仕立てました(笑)
写真展は見応えありました。死と生を上手い具合に表現しています。
私はルルドに向かう行列を俯瞰から撮った写真が気に入りました。
そういうわけで今月の写真集はマリオ・ジャコメッリですね(爆)
実はこの写真集を先週、アマゾンで予約しました。入荷まで1ヶ月かかるので
写真美術館で売ってないかなと期待して行ったのですが、見事に売り切れでした。
まあ、目録も買ったし気長に待つとしましょう。見本で中身を確認しましたが
ボリュームがあって楽しみです。


Leica MP
SUMMILUX 50mmF1.4
PRO400
今月の写真集は岡田敏宏氏の「記憶の断片」。
ブログのBLACK OPAL (http://blog.goo.ne.jp/blackopal_2005)さんの写真集です。
写真集を出されたと知ったのは昨日、すぐにアマゾンで購入しようとしましたが
在庫なしでした。今月の写真集候補NO1と思いつつ、いつもの本屋に写真集を漁りに
行くとありました、ありました。1冊だけありました。いやー、ラッキーでした。
どんな写真かはBLACK OPAL さんのブログを見ていたたければ、一目瞭然。
んー、こういう力のある写真が大好きです。次の写真集も期待しています(爆)
それともう一冊、コマーシャルフォトか何かで紹介されていたので買ったものですが
菱田 雄介氏のBESLAN
ベスラン・・1994年のベスラン学校占拠事件の舞台となった小学校とその生徒たちを
撮った写真です。この事件は悲劇でした。1200人ほどが人質になり386人が死亡し、
うち183人の子供でした。写真は事件の一年後に撮ったものです。


Leica MP
SUMMICROM 35mm F2 ASPH.
PRO400
今月の写真集はブラッサイ(1899-1984)の「Paris by Night」

Brassai Paris by Night
ISBN-10: 0821227386
ISBN-13: 978-0821227381
発売日: 2001/05
商品の寸法: 32.2 x 28.2 x 1.8 cm
4700円程度
http://www.amazon.co.jp/gp/product/0821227386
1932年に発刊され、英語版は長らく絶版だったというブラッサイの名著「Paris by Night」。
ブラッサイは本名ではなく「ブラショブから来た男」という意味です。
本名はジュラ・ハラース。ハンガリー人(ルーマニア?)でフランスに帰化しています。
この「Paris by Night(パリの夜)」は大型のビューカメラ、三脚、マグネシウム・フラッシュで
撮影した写真で、独特の雰囲気をもった夜景です。夜の街を撮りたい人には参考に
なる写真集です。ブレッソン、ブラッサイときたら今度はアンドレ・ケルテスという
ことで「The Early Years」も追加注文してしまいました。
13cm角の可愛い写真集ということで安易に選んだだけですが(笑)
ちなみにブラッサイはアンドレ・ケルテスからカメラを借りて撮っています。

ISBN-10: 0393061604
ISBN-13: 978-0393061604
発売日: 2005/12/26
商品の寸法: 13.2 x 13 x 1.8 cm
ハードカバー: 160ページ
2020円
http://www.amazon.co.jp/gp/product/0393061604
写真集買いも1年過ぎてくると、ほんの少し見方が分ってきて面白くなってきました。
しかし写真集にハマるはヤバイ気がします。毎月1冊は物足りなくなってきました(笑)

Leica MP (2004)
SUMMILUX 50mmF1.4 (2nd 1970)
NATURA 1600
多摩センター駅の前にあるゲームセンターの看板。
一定間隔で音楽が流れて動き、ライティングが変化します。
写真は右半分です。夜だと雰囲気も不気味で珍しい看板です。
道化師の高さは2.5mくらいでしょうか。
今月の写真集は2冊です。
Robert Capa[1913-1954]のこの本はおすすめです。どんな写真を撮っているか
知りたい人には完璧な1冊だと思います。
Walker Evans[1903-1975] は前から興味があって試しに1冊買ってみました。
この人の本は今後何冊か揃えていくつもりです。
Walker EvansのWEBギャラリー
Robert Capa/ Photographs: Photographs
Henri Cartier-Bresson (著), Robert Capa (著)
ハードカバー: 192ページ
言語 英語, 英語, 英語
ISBN-10: 0893816752
ISBN-13: 978-0893816759
商品の寸法: 29.6 x 21.4 x 2.4 cm
店頭では5460円でした。
Amazonへ

Walker Evans (Photofile)
Gilles Mora (著)
ペーパーバック: 144ページ
言語 英語, 英語, 英語
ISBN-10: 0500410844
ISBN-13: 978-0500410844
商品の寸法: 18.8 x 12.4 x 1.2 cm
店頭では2625円でした。
Amazonへ


Leica MP (2004)
SUMMILUX 50mmF1.4 (2nd 1970)
PRO400
この写真のように輸送機から落下傘降下することをエアボーン(Airborne)といいます。
空輸挺身(くうゆていしん)略して空挺(くうてい)といいます。
日本でこれをやれるのは陸上自衛隊 第一空挺団しかありません。
猫でこれをやれるのは「そらとぶねこ airborne cats 」の猫ちゃんだけですね(笑)
今月の写真集はもちろん「そらとぶねこ airborne cats 」です。キュート過ぎ♪
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4844324802/airbornecats-22/ref=nosim

Zeiss Ikon
Carl Zeiss C Sonnar T*50mmF1.5ZM
SUPERIA100
珍しいバンジョーのオルゴールです。かっこいいですね。
さて、今月の写真集は、先月の地雷を踏んだ影響で、ちとキテます(笑)
ロバート・フランクが1990年にナショナル・ギャラリーにネガの全てを寄贈したのをうけて
1994年にナショナル・ギャラリー・オブ・アートで開催された回顧展の展覧会カタログです。
写真集の題名は「Moving Out」
どんな写真を撮っているか知りたい方は下記のホームページで見てください。
この「Moving Out」には2〜4枚目の写真も収められています。
http://www.new-york-art.com/mus-Corcoran-Robert.htm
やっぱり霧の都の写真はいいね。ウッドベースを抱えてNYの地下鉄駅を出るプレイヤーの
後ろ姿も最高です。この写真集には椅子の写真がたくさんありました。もちろん椅子だけです。
ロバート・フランクの写真は大雑把な感じがする写真が多いですね。

出版社: Distributed Art Pub Inc (Dap) (1994/10)
言語 英語
ISBN-10: 1881616266
ISBN-13: 978-1881616269
発売日: 1994/10
商品の寸法: 30.1 x 24.7 x 3.4 cm 重さは2kgくらい?
価格 10000円〜20000円(中古、新品とも)
私は新品を14000円で手に入れました。
・・うげ! 持ってるカルチェ=ブレッソンの写真大集より高いじゃん!
でもまあ、ロバート・フランクの写真を知るうえでは、この本が一番経済的だし
見たい写真が入ってましたので、選択は間違ってなかったようです。

Leica M6 Panda
Carl Zeiss C Sonnar T*50mmF1.5
PRO400
ゴジラとか大魔神で有名な日活映画の町、調布の駅前の街灯。
ビルを挟んで空と街灯を重ねると特撮映画に出てきそうな円盤が現れました。
面白い?
今月の写真集。・・・選び方も買いかたも思い切り失敗(泣)
雨が降りそうだったので、調布のパルコで写真集を買ったわけですが、
後で確認するとアマゾンで4000円台の写真集を7000円近くで買ってしまいました。
この双子の写真が前から気にかかっていたわけですが、中身が確認出来ず
そのまま買ったはいいけど、この双子の写真と手榴弾のおもちゃを持っているガキんちょの
写真以外は正視に耐えないものばかり。だいたい、この人の代表作はこの2枚だけだろ(笑)
いまだに色々と物議をかもしている作品らしい。・・・オイオイ(笑) 買う前に調べろよ(汗)
はっきり言って・・ゴミ箱行きだコノヤロー。時代が違うことを勘案してもオレは嫌いだね。
7000円近くドブに捨てた感じ(苦笑)
ああ、横浜で見つけたロニスの写真集にしておけば良かった(泣)
で・・(笑) 今月の写真集は

Diane Arbus(ダイアン・アーバス): An Aperture Monograph
キレイな写真が好きな人は絶対、買わない方がいいです。(判断は自己責任で)
笑いを取るために、たまにコケて見ました(笑って)

以前のエントリーでふれていたシャッターチャンスを逃がした時の写真。
女子高生たちがきれいに一列に並び、全員が携帯を持った右手を高く上げていたんですね。
大観覧車の7:00に合わせて同時に写真を撮っていたのでしょう。
こちらはピントとフレームを合わせるところまで終わってましたが、突然ファインダーの
表示がいつもと違う点滅をしました。一瞬、気をとられてこの通り。
電池が無くなったなら黙って逝け(笑) 動けるうちは、出しゃばらずカメラたる仕事をしろと(笑)
電子シャッターの宿命だろうけど、シャッター切って動かないほうが「あらら」で終わるんだけどな。
撮り逃がした絵ものは大きい
そういうわけでスナップの期待の新星。うめめの写真集が今月の写真集です。いや、・・でした。
今月の写真集と言いつつ今月終わっちゃうじゃん(笑) 月の初めには買って楽しんでました。

うめ版―新明解国語辞典×梅佳代
ファースト写真集なみに面白い内容です。こういうノリ大好きです。
ちなみに「男子」という写真集もありますが、こちらもいいけど一部に非常に汚い写真が
あったので止めました。いくらワンパク男子とはいえグロに近いぞ、それ。

7月の写真集はコレ。
3週間ほど前から東京国立近代美術館で開催されている、
「アンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌」に因んで
「アンリ・カルティエ=ブレッソン写真集成」にしました。
大型本で重さは2.5kgくらいでしょうか、買った本の中では一番重いかも
しれません。めちゃくちゃ重いCM年鑑と良い勝負です。
気軽に寝そべって読める本じゃないので、喫茶店にでも持って行って読む
ほうが本を傷めなくて済みそうです。
この写真集はタイトルの「つまりいったい何者なのだ」のとおり、ブレッソンの作品と
生い立ちが解説された本です。ヨーロッパでの巡回展「いったい何者なのだ」で作られたものを
日本語版に再編集されたのが、この本です。
つまり今、東京国立近代美術館で開催されている展示会の本ということになります。
ざっと写真を眺めただけでも、彼の撮り方に3つの発見がありました。
そんな感じなので手に入れても損はない本です。知っている写真は全体の1/4くらいでした。
読んでしまってから展覧会に行くことにします。400ページ超えなので時間かかりますねぇ。
ちなみにこの本は再発は未定なので在庫が無くなったら入手は難しくなるかも知れません。
書店になかなか置いてないし、図書館でも置いてるところは極少数でしょう。
アンリ・カルティエ=ブレッソン写真集成
定価11,550円(税込)
大型本: 429ページ
出版社: 岩波書店
ISBN-10: 4000082140
ISBN-13: 978-4000082143
商品の寸法: 29.4 x 27.6 x 4.4 cm
展覧会情報
2007年6月19日(火)〜8月12日(日)
東京国立近代美術館
「アンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌」
東京国立近代美術館(千代田区北の丸公園3-1)
東京メトロ東西線 竹橋駅1b
午前10時〜午後5時 金曜日は午後8時まで
(入館は閉館30分前まで)

今月の写真集は高橋 真澄氏の「いつかどこかで」。
月初めに入手してましたが、ブログでの紹介は滑り込みセーフですw
この写真集にした理由は、どの写真もキレイで良いのですが、
特に一番最後のページにある蒼い氷の写真と逆光の木が決め手になりました。
ISBN978-4-88350-046-8
定価1600円(税別)
青菁社
http://web.kyoto-inet.or.jp/org/s-s-s/
高橋 真澄氏の公式WEB
http://www.t-masumi.com/

体調が全く安定せず抗生物質も効きが悪い状態なのでブログ更新は休止ですが、
紹介するのは早い者勝ちってことで「今月の写真集」だけはアップしておきますね。
今月の写真集はロレッタ・ラックス。
青幻舎
http://www.seigensha.com/
◆判型:A4変 ◆総頁:96頁 ◆上製 ◆定価:3,675円(本体3,500円+消費税)
ISBN4-86152-0290
子供のポートレート集でフォトショップによる背景処理をしたものです。
計算された絵画的で不思議な写真集です。この手の写真集はあまりにも異様で
自分には馴染まないものがほとんどですが、このLoretta Luxはちょっと違います。
誰もが子供の時に持っていた感情が標本として並べられているような鏡みたいな
写真集です。ポートレートは写っている人物の感情や存在感を感じますが、
この写真集の子供達を見ていると子供としての純真さだけを捉えているように
思えます。写真のほとんどは視線を外していますが、視線を外す理由は撮られている
子供自身の世界を壊さないようにしている結果だとも読み取れます。
カメラに目線を向けることにより子供と写真と撮る者、見るものの間に「関係」が
生じますが、その関係を断ち切って子供自身の世界を顕在化させている点が優れていると
思います。不思議で夢の中の棲んでいる子供を「見させる」写真集ともいえるでしょう。
いろいろと評価があり、この写真集自体がどういうものか答えを出すのが難しい分類の
作品だと思います。作者は旧東ドイツ生まれでベルリンの壁が崩壊した時は20歳です。
旧東ドイツは秘密警察による国民相互監視の世界でしたが、その抑制された中で子供時代を
過ごした作者の痛烈な批判も入っているのかなとも思いますが、それを非常に上手く芸術に
昇華させている点も見逃せません。写真集を見る者がどうにでも解釈できるけど答えが
なかなか出せないという面白い写真集です。
写真集に収められている写真はロレッタ・ラックスのホームページで全て見ることができます。
ホームページの写真よりも断然、写真集のほうがいいので興味のある方は今のうちに入手される
ことをおすすめします。
http://lorettalux.de/
作品の中で特に気に入った写真は次の作品です。
"Girl with crossed arms"
一番のお気に入りです。勇気と不安が交錯しています。
"The Rose Garden"
不思議の国のアリスって感じです。 大人への背伸びしている感じもいい。
"The Fish"
純粋さゆえの残虐性ともとれますが、自分を取り巻く世界を考えているようです。
"Boy in yellow Jumper"
写真集の最後の写真です。すこし世の中が見えてきて大人達のしていることに疑問を
持っているのでしょうか? 旧東ドイツの体制への批判とも解釈できる写真です。
"The Drummer"
この写真集の代表的な写真の一つですが、子供の世界が永遠に続いて欲しいかのように
止まっているところがいい。けっこう奥が深い写真だと思います。
この写真集で全身が写っている写真は全て「素足」です。
靴を履いた子供の写真はなく、フレームから外しています。
これはかなり重要な仕掛けだと思います。
また、一枚だけ変な写真があって、ひげの濃い青年の写真があります。
猟銃を持って猟犬を従えています。格好は軍服と軍靴です。
この一枚の存在が何を意味するのか作者に聞いてみたいものです。

今月の写真集はカセ屋良太郎氏の「illumination」という写真集を買いました。
写真は19枚で主に琵琶湖のモノクロ写真です。
本のサイズは縦18cm横15cmのサイズでちょうどいい大きさです。
琵琶湖なので水面と空が入った岸辺の風景だけです。しかし・・・
うわっ、何この立体感。精細さもトーンもすげー。
そういうわけでモノクロ写真のパフォーマンスがよくわかる写真集です。
たぶん低感度フィルムと中判や大判カメラの組み合わせでしょう。
どの写真も「濃い」です。こういう写真を一生に一度でいいから撮って見たいものです。
なんと写真集の立ち読みが出来ます。電子データでこれですから本はどういう質になるか
想像がつくと思います。
http://www.creatorsworld.net/pdf3/978-4-289-00502-4/070301.pdf
「illumination」カセ屋良太郎 (カセ=糸+戸)
出版社 新風社 http://www.shinpusha.co.jp/
価格 1900円
ここから出版されている、カエルのこころシリーズ「カエルの惑星」ポストカードも面白いです。
http://www.pub.co.jp/kaeru/

今月の写真集はディヴィッド・ダグラス・ダンカン(David Douglas Duncan)のPhoto Nomad。
LIFE誌でお馴染みの報道写真家ですね。このPhoto Nomadは代表作を網羅した集大成本です。
464ページ、厚さ4cm、重さは1.3kgくらいでしょうか。1ページずつ見て行くと2時間近くかかりました。
内容は第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争の写真やピカソの日常生活、愛犬の写真などです。
アンリ・カルチェ・ブレッソンのポートレイトもこの写真集に入ってます。ブレッソンが95歳、ダンカンも80歳を越えて巨匠同士でお互いポートレイトを撮っています。
戦争の写真は惨いといえるほどの写真はないです。(LIFEの表紙になる写真ですし・・・切手にもなっている作品もあるし)
この写真集はかなりお買い得な感じです。
どんな作品か知りたい人もいると思うので、WEBギャラリーを探してみました。
・・・おい、ここまで見せていのかw というくらい作品が見られます。GO!
http://www.hrc.utexas.edu/exhibitions/online/ddd/home.html
ISBN-10: 4763003186
ISBN-13: 978-4763003188
価格 3999円(税別)

アンリ・カルティエ=ブレッソン写真集 ポートレイト 内なる静寂
最近は休日になると本屋さんで写真集を見て回る。
探しているというわけではなく、いいのがあるかな程度で見て回る。
今日は写真集棚ではなく美術書棚にブレッソンの写真集を見つけた。
ブレッソンのポートレイト写真集である。なんでも財団発足後の初の写真集だそうで
未公開写真も多数あるとのこと。
ブレッソンの写真といえばやはりポートレイト。しかもそのポートレイト写真集なので
5000円という値段に躊躇することなくレジに直行。
とりあえず流し読みした感想は「ふーん、そういうことかぁ」。
ポートレイトの授業料と思えば、けっして高い買い物ではない。
これでブレッソンの他の写真集を買わなくて済むかな(笑)
で、このアップした写真。これを撮るのに50カット撮りました。
ブツ撮りになると妙にこだわってしまう(爆)
岩波書店 ISBN 4-00-008220-5 5000円(税別)

巨匠 細江英公の「球体写真二元論」を入手して読んで(見て)みました。
二元論といいつつ難しい理論は一切なく文章も少ないですが、文章にするまでもなく写真が
全てを語っている本です。どの写真も圧倒されるばかりで自分の中ではもっともインパクトが
ある写真家です。
長文ですので、時間と興味のある方は「続きを読む」をご覧ください。
球体写真二元論
ISBN4-89625-076-1
定価 3000円 窓社
写真家はそれぞれ追求するものが違うので一概に比べることは出来ませんが、細江英公の写真は
まさに自分がやってみたい写真そのものを撮ってきている芸術家です。
初めて見た細江英公の写真は「鎌鼬(カマイタチ)」の作品17です。舞踏家の土方巽(故人)が
農家の子供達の前でジャンプしている写真です。作られた写真ではあるけども作られていない写真です。
被写体である土方巽の内面、つまり内なるものを体の外にオーラとして出している情景を捉えている
わけですが、そのオーラをストレートに銀塩に表している写真です。もちろんこの撮影は細江英公の
企画で作品として作られていますが「写真」という概念は消えています。記録でもなく表現でもない
という感じでしょうか。そこにあるのは「存在」だけです。
「存在」には過去からの流れ、未来への流れ伴いますが、完全にその流れは止まっています。
その写真に描かれているものは人間の身体存在ではなく、そこに写っている人間たちの個々の
感情だけが描かれている感じがします。
なぜ、細江英公の写真がすごいと思うのかというと、私自身、近年セミプロ劇団で役者として
舞台に立ったり、ブロードウェイで実際に舞台に立っている先生を中心にミュージカル制作の
一部始終を見て来ました。また、それらの舞台写真やビデオも撮ってきました。
演技をする、踊るとはどういう面白さや難しさ、深みがあるのかは実際に経験してみないと
分かりません。細江英公がハマるのも良くわかります。強いオーラをもった役者を舞台の外に
連れきて撮るというアイディアも凄いですが、単純に外に連れ出しただけでは、こんな写真は
撮れないでしょう。役者の心を動かすには細江英公自身の写真技術の高さとはもちろんのこと
演技や踊りに対する深い理解、演出家としての素質が備わっていなければ無理でしょう。
細かいことは本に書いていませんが、演出についての様子が自然に書かれています。
まさしくファインダーという枠の中で演出して舞台監督をしている写真家ではないでしょうか。
もの凄い集中力で3時間しかもたないと細江英公は言っていますが、ぶっつけ本番で3時間も
撮って完全燃焼しているようです。これは舞台をやるのと同じです。撮影が終わると真っ白に
なるということからも想像できます。役者が体と言葉で演じると同時に細江英公も掛け合いを
してます。「〜との契り」「写真は被写体と写真家との関係」という言葉も出て来ますが、
まさしく一緒に演じている写真家だと思います。そういうところに私は好感を持てます。
写真の趣味を復活させるべくGD DIGITALを使い出してから明日で、ちょうど1年。
なんとかギリギリ1年以内で方向性が見えて来ました。実は舞台が面白いということは
最初から分かっていたのですが、色々な写真へのアプローチを見るにつけ迷うことしばしば。
漠然としていたものが、かなり明確になってきたということで1年やってみた価値はありました。

仕事始め、初日から飛ばしている。今日はほどほどに・・とはいかなかったねw
どうしても、すぐ欲しい本があったので、仕事を終えて隣町に夜11時まで営業している
本屋さんに行ってみた。
欲しかった本はアラーキーこと荒木経惟の「東京人生」である。
アラーキーは昔から知っていたが、あの独特のキャラクターには馴染めなかった。
しかし、最近になってふとしたことから、荒木経惟の写真集を見た。
それは亡き妻と自分のスニーカーを一足ずつ並べた写真で、
「二人でジョギングしたスニーカーを並べて、靴紐をそっと触れさせてみる。」
と一文を添えているものだ。一連の強烈な写真の後に、この写真。
荒木経惟の人としての素(す)を見たような感じだった。
私が見直したのはたぶん、一般的に見て良い写真でも退廃した写真にしても
彼が血の通った写真を撮るからだろう。それが彼の写真の「芯」なのだと思う。
そういうわけで、今年の一冊目は荒木経惟の「東京人生」にしたのである。
